今や人はアナログのみでは生きていけない。それどころか、人は電脳(この言葉は最近使われ無いが)まみれで暮らしているが、このところのデジタルの進歩は早くて年寄りにはついていけない。
自分は今なお、インターネットなどの基本的なこと(原理)を知らないが、外の人との接触がないので学ぶ機会がないから、生活に必要なデジタルについても成長することがない。
メディアの報道によれば、中国、韓国では、決済などの生活デジタル度は高まる一方だとのことだが、年寄りなどどうしているのだろうか。取り残されている人も多いのではと案ずる。
インターネットショッピング、インターネットバンキングくらいまではついていけるとしてもスマホ決済、無人店舗決済などになってくるともう腰が引けてくる。
マイナカードに保険証を搭載して紙ベースを廃止する騒動は象徴的だ。実際のところ、自分も保険証をマイナカードに搭載したがまだ使ったこともなく、相変わらず紙の保険証を愛用している。
PCからでなくスマホでもe-Taxが出来るというので、試みたがマイナカードがないとログイン出来ないし、あらためてデータを入れ直さないというので途中で面倒になりやめた。今年もWindows pcで識別番号でログインする方法で済ませた。昨年のデータをダウンロードして使えるので便利だが、これとても何度やっても途中で引っ掛かるので時間がかかる。脳がデジタル脳になっていない上に、去年やったことを忘れてしまっているから、変なところをクリックして迷い道にすぐ入ってしまうからだ。
2025年明けて正月に、これまで使ってきた無料のブログサービスが終了することが判明し、別の無料ブログサイトに移行せねばならなくなった。辺境ブログながらブログ難民である。無料なので終了と言われても文句も言えない。
他のブログをチャットGPTに聞いて探し、良さそうなのに移行を試みたもののデータが、大き過ぎてエキスポート出来ないという。手動でやれという。月単位でファイルをアップロードして、インポートを繰り返すが面倒で途中でギブアップした。何しろブログは2008年7月開設以来17年ほどになるから、約200ヶ月は経過しているのである。ちなみに記事数は671である。
結局元のブログのおすすめの移行ツールを使って、何とか3つのブログ(一つのメインブログと二つのサブブログ)を移行出来たが、同じことをやるのにもかかわらず、恥ずかしながら3回とも手探りだった。4回目をもう一度やれと言われても、同じくまた迷い道に入るだろう。
この移行ツールを使う難点はブログサイトが、自分の好みで選べないことだが、結果としてはまずまずのブログサイトであったのでホッとした。
昨年の秋、アドバイザー提供の長年使用してきたメールアドレスに嫌気がさしてきたので、大量のログインIDや通知用のメールアドレスをすべて変更することにした。SNS、ネットショップ、ネットBK、ガス、水道、電話などの公共料金アプリ等々膨大な作業量だ。
ドコモの店員さんの話では、ログインメールはgmailなどに変えても問題ないというのでチャレンジしたが、根気と集中力の衰退でノロノロやるので、ゆうに1ヶ月を要した。結果としてやらねばと思っていたネットショップ、ネットBKなどのログインID、PWなどの整理が出来たのが副産物である。
ドコモの店員さんにすすめられて、光回線をドコモ光に変更することにした。光回線事業者変更というのは過去一度経験があるが、Wi-Fi設定やインターネット接続は、同居していた息子がやってくれたので、年寄りが一人でやらねばならないとなると大仕事である。
ついでに我が家のTVのアンテナが悪くて画像の乱れがひどいうえに、原因不明ながらレコーダーがヤクザになって困っていたので、光TVが良いという勧めに従い変えることにした。
ドコモショップ、ドコモの光回線ヘルプデスク、ドコモインターネットヘルプデスクなどの助けを借りて、11月にほぼ作業が終了、開通したもののへろへろ。
新たな光回線は以前のものと料金使い勝手とも大差無いが、光TVは劇的に我が家のTVとしては、レコーダーを含めて改善して生まれ変わった。これは副産物ながらめでたい。
これらの作業中は、他のことはあまり出来ない。本もほとんど読まない。やれるのは、気分転換のiPadのお絵描きのみだ。ウオーキングも減りがちで、座業だから運動不足で体調管理上もあまり感心出来ない。良い生活ではない。しみじみ e 生活とはほど遠い。
PCとiPad、iPhoneを使う電脳生活は、「しみじみe生活」と題したこのブログを始めた時(17年前)に予感したことだが、基本的に「しみじみe生活」とは馴染まないようだ。晴耕雨読みたいなものが良いのかも知れないが、今更埒もない繰り言である。
しみじみ e 生活のeは「良い」とerectric のeをかけている。電脳まみれの生活でしみじみとした良い生活をおくるのは難儀であると思い知らされている。
ともあれ、総じて顧みるに2024年中は、病(胆嚢炎)と養生、光回線変更とデジタルドローイングで、家事手伝いもせず家人に3度の食事をはじめとして、すべてを世話になりっぱなしである。彼女の負担は半端ではない。二人に残された時間は少ないのに、どう見ても感心出来ない過ごし方である。
2025年はこの反省のうえに何とかe 生活にせねばならないのだが、上記のように正月から厄介なブログ移転を余儀なくされて、2024年と同じようなスタートになった。
「切り替えて頑張ります」という連敗力士のコメントみたいだが、猛省はせねばならない。
絵は最近のデジタルドローイング 本文とは関係ありません
posted by simizimi-zi at 09:22|
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雑感
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